こんにちは、受験ママです。
今回は「逆転合格は○○がカギ」というテーマで話していきます。
目次
逆転合格の鍵
結論から言いますと、逆転合格の鍵は「効率化」です。
効率化の重要性はもうわかったよ…と思うかもしれませんが、効率化にもいくつか種類があります。
まず1つ目は勉強の効率化。
昨日の記事ではノートの取り方について少し話しましたが、勉強の効率化とはそういったことです。
効率良く成績、点数を伸ばせる勉強法を理解し、実践すること。
それができれば今までと同じ勉強時間でも圧倒的に伸びます。
そして2つ目は日常習慣の効率化です。
いくら効率的に成績を伸ばせるようになっても、日常がなってなければ意味がありません。
勉強法は理解しても、日常的に時間を効率よく使わなければ周りに差をつけることは難しく、ましてや逆転合格はほど遠いということです。
逆転合格するには時間との勝負ですから、時間の使い方がうまくなればなるほど合格の確率は上がっていきます。
時間の使い方が下手な人はよく「頑張ってるのに結果がでない…」と落ち込んでしまうので、こういった日常的な時間の使い方、作業の効率化は早めに身につけておいて損はないです。
高学歴家庭は大体ここが上手ですね。
すきま時間を活用したり、短い時間で集中して取り組み、且つ効率的な勉強法を身につけているのでかなり短期間で結果が出せます。
まとまった勉強時間をとらず、細かい時間を活用することで結果を出していたりするので周りからは勉強してないように見えたりすることもあります。
「あの子全然勉強してないのになぜか成績がいい…」
という現象のトリックは大体これですね。
稀に本当に勉強せずに点数とる天才もいますが(笑)
そういった天才を妬んでも仕方ないですし、別に天才に勝たなくても周りの凡人に差をつけられれば合格するのが受験なので、天才は放っておいて凡人相手に全力で勝ちにいきましょう。
効率化を追求すると…
効率化を追求すると、通常では有り得ない結果がでます。
私が昔アドバイスしていた家庭の1つに中学受験を控えた小3の娘さんを持つ家庭があったのですが、なんとその娘さんは小1から塾に通い勉強をスタートしていました。
ほんとに教育熱心なお母さんだったのですが、あまりにも娘の成績が伸びず相談しにきてくれました。
まあいつもの通りやる気を引き出そうという話をしたのですが、なんとその娘さんやる気は十分にあるとのこと。
やる気はあり、塾にも通っているのに成績が伸びていないとすればそれはもう勉強法が間違っているしか考えられません。
そこで勉強法についていくつかアドバイスし、数か月試してもらったのですがそれでも成績が伸びず。
このパターンは初めてだったのでかなり戸惑いましたが、話を聞いていくうちに1つ大きな問題点を発見します。
それは「時間の使い方」です。
言い方が悪いですが時間の使い方がびっくりするくらい下手だったんです。
勉強は絶対キリのいい時間から始めていたり、~時間予習、~時間復習といったようにきっちり1時間単位で区切って勉強スケジュールを組んでいた。
これじゃ効率悪すぎます。
別にキリのいい時間から始める必要ないですし、キリのいい時間からしっかり1時間確保できないと勉強をスタートできないわけですから、夕飯前のちょっとした時間とか授業終わった後塾の自習室でちょろっと復習するとか、そういったことが一切なかったんです。
ちゃんと机に座って1時間きっちり勉強する。
何故かこれにこだわってしまっていました。
それに加え予習1時間、復習1時間と何故か予習復習も時間を固定していたため対して予習が必要ない授業にも1時間予習に使い、軽くノートを振り返ればOKの授業の復習にもしっかり1時間使っているという。
そりゃいつまで経っても結果出ません。
なんて話を伝えると同時に、私も今までアドバイスで伝えていた「勉強法」を見直すことに。
というのも、当時アドバイスで伝えていた「勉強法」は暗記のコツだったり理解力向上、主要科目の具体的な勉強法などのノウハウがメインだったのですが、この家庭に出会ってからは「勉強法」ではなく「効率的な勉強法」を伝えるように意識し始めました。
「効率的な勉強法」には暗記のコツ、理解力向上、主要科目の具体的な勉強法などに加え、時間の使い方や短期間で点数を伸ばすために何から取り組むべきかなど、点数upの効率化、作業の効率化を意識した内容を追加。
バージョンアップした勉強法を伝えるようにしてからはこの家庭のような時間の使い方で躓く家庭がなくなり、どの家庭もかなり短期間で結果を出せるようになっていきました。
ただ塾や学校から出された目の前の課題をこなすだけの勉強と、効率を意識し最短で結果がでるように考えられた勉強ではやはり成績up、偏差値upにかかる時間が大きく変わってきます。
一般的には6年間かけて勉強する内容が1年間で終わったり、1年間かけて目指す学校に1か月で合格してしまうなど、普通じゃ考えられないような成果も出ます。
ただ闇雲に作業をこなしていく毎日、塾に言われた通りに淡々と課題をこなしていく毎日は今日で終わりにして、頭を使いどうしたら最短で結果を出せるかを考え実践していける毎日をスタートさせましょう。
1年後には周りに大きく差をつけられているはずです。
効率化するためには
では実際に勉強を効率し成績を伸ばしていく上でとても重要な考え方をお伝えします。
それが「型」。
何事にも型を用意するという考え方です。
これを持っているだけですべてにおいて圧倒的に結果がでます。
勉強においても、スポーツにおいても、仕事においても、恋愛においても、型という概念を取り入れるだけで何倍も楽に結果を出すことが出来ます。
たとえばスポーツ。
特に水泳なんかはいい例です。
水泳の目標は泳げるようになることです。
泳げるようになればもし海や川に入っても溺れることはありませんし、プールなどに遊びにいっても楽しむことができます。
ただ、学校で教える水泳は「泳げること」をゴールにしていません。
「綺麗に泳げること」「速く泳げること」を要求してきます。
そしてそのために「クロール」「平泳ぎ」といった泳ぎ方、いわゆる「型」を教えてくれます。
もしただ泳げるようになればいいだけなら犬かきでもいいわけです。
みんなでプールに入り、犬かきで端から端まで泳いでみる。
それだけでも十分泳げるようになりますし、最低限海や川で溺れることはなくなるでしょう。
しかし学校では「クロール」や「平泳ぎ」といった「型」を教える。
それはその「型」を身につけることでより速く長く泳げるようになり、結果として溺れにくくもなり泳ぐという行為を楽しむことができるからです。
もし私たちが犬かきしか習わなければできなかったことを、クロール、平泳ぎといった「型」を教えることでできるようにしているわけです。
もう1つ「恋愛」で例をあげてみます。
女性が男性と出会ったときに、好き勝手行動してもなかなか恋には発展しません。
どんな服装で、1回目のデートはどこにいって、会計のときは財布を出して…といった一種の常識のような何かが存在しています。
これが「型」です。
この型通りに行動していればまず男性に嫌われるようなことはないわけです。
逆に型を無視して行動すると、男性から「えっ…」と思われて恋には発展しないかもしれない。
要するに、水泳においてもデートにおいても「型」に従っておけばまず間違いはないわけです。
型とは一言で言えばテンプレート、決められた行動をパッケージ化したものだと私は捉えています。
何事も型をベースに行動すると結果がでる。
では勉強や仕事においての型とはなんでしょうか。
仕事においての型は人によってはあるかもしれません。
マニュアルなんかはその代表例です。
学生時代バイトしたことある人なんかはマニュアル通りに作業をこなした経験もあるのではないでしょうか。
マニュアル通りにやればまず間違いはなく、あとは淡々と作業をこなすだけ。
では勉強においての型は…?
残念ながら、勉強に「型」は用意されていないんです。
この授業を受けて、この参考書をやって、この問題集を解いて…みたいなマニュアル、型が存在しないんです。
これが勉強に躓く人が続出する理由で、何をやるにしてもある程度基準になるもの、型が存在していたのになぜか勉強にだけない。
何事も言われた通りやってうまくいっていたのに勉強に限ってはうまくいかない。
なんて現象が起きているんです。
だからこそ自分で作らなきゃいけない、自分で型を用意しなきゃいけないわけです。
そして正しい型を作るためには、すでに誰かが使ってうまくいった型を学んでしまうのが最速で最適です。
型の作り方は単純で、人がうまくいった型を学び実践してみて、うまくいったらそのやり方を固定するだけ。
たとえば、「英単語はこのやり方だと覚えやすいな…」と思ったら、そのやり方を「型」にしてしまう。
すると、もし古文単語を覚えようとしたときにその型に当てはめてやってみるとうまくいったりする。
数学でも「授業の直後に復習したら理解が深まるな」と思ったら、それを「型」にしてしまう。
なんてことを積み上げて自分なりの型を作り続けてみること。
すると結果に繋がりやすい「型」が蓄積されていき新しい分野に挑戦しても簡単に結果がでるようになっていきます。
「型」を最大限活用すれば今じゃ到底届かないだろうといったレベルの学校も近いうちに現実的になってくるので、是非今のうちから「型」を積み上げていきましょう。
まずは親がうまくいく型(勉強法)を学び、お子さんに色んな勉強法を試してもらって、うまくいったものから型にしていくと良いです。
この考え方めちゃ大事なので是非メモっておいてください!
それではまた