こんにちは、受験ママです。
今回は「親は熱心だけど偏差値の低い家庭」というテーマで話していきます。
このタイプの家庭ほんと多いです。
親はとてもやる気。情報収集も熱心で塾選びから通信教育利用まで受験へのサポートが徹底的。でも偏差値が低いパターン。
「なぜ子供は伸びないんだ…」
と不安になる親が多いからか、私の元に相談にくる家庭の7~8割はこのパターンです。
ただもし今この記事を読んでくれている方がこのパターンなら、安心してください。
このパターンの家庭は教育に少しテコ入れするだけで簡単に変われます。
逆に変われないのは親が熱心じゃない家庭。
子供だけ頑張っても1人じゃ環境が変えられない以上かなり難しいものがあります。
なのでもしこのパターンなのであればラッキーだと考えていいくらいです。
よく親が熱心なのに子供の偏差値が低いと、
「地頭が…」
とか
「才能がなかったから…」
など生まれつき無理だったということにしたがる方がいますが、地頭も才能も関係ないですよ。
物の理解が早いとか、論理的思考力があるとか、そういった能力って地頭や才能だと思われがちですが、生まれながらの習慣だったり環境、親の行動を元に身につけていくものなので、天性のものではなく作れるものです。
幼少期のがそういった地頭や才能と言われる能力は身につけやすいですが、物心ついてからでも全然いけます。
この辺の話はのちのちガッツリ解説するので、一旦話を戻しましょう。
こういった才能、地頭と呼ばれるものも工夫しだいでは作れますし、それにお子さんの成績が伸びない原因はそこじゃないということです。
親がいくら良い環境を用意しても、良い塾を探しても、良い通信教育を与えても、子供にそれらをこなすだけの目的意識がなければ無意味ということです。
「なんで勉強するの?」
「どうして勉強しなきゃいけないの?」
子供がそんな疑問を持っているのにもかかわらず、ひたすら良い勉強環境だけを与え続けたところで子供はその環境を利用できるはずも、利用したがるはずもありません。
やる気を引き出すというテーマでnoteを作りましたが、そこにはこの「目的意識」の話もしっかりと書きました。
勉強する目的、目標、未来像が明確になるだけで子供はそれに向かって勉強しよう、自分はそれに向かって勉強しなければいけないといった意識が芽生えます。
そういった目的意識を明確にしたうえで日々の習慣や日常会話を工夫しやる気を引き出してあげる。
すると子供は
「なぜ勉強するのか」
を明確に理解し、無意識のうちに勉強に促されても違和感なく、抵抗なく勉強に励むことができるわけです。
親が熱心なのに偏差値がついてこない家庭には毎回このアドバイスをします。
子供に不信感を与えないこと。
これが最優先になります。
だってよく考えてみてください。
何のためにやるのかわからないことを年単位で続けようと思いますか?
冷静に考えてそんな状態で1年、2年と受験勉強できる方がおかしいです。
たまに親のいうことには全て従い何を目的としているかも、何のために努力しているのかもわからないまま勉強し続けている子供を見かけますが、教育ってのはそーいったものではありません。
それはもう洗脳に近いです。
子供が勉強する理由も、勉強したリターンも、メリットも、すべて子供に降りかかってくるわけですから、今何のために勉強してて、これからどう進んでいるのか。
そういった未来の話も交えつつ先を透明にして一歩ずつ進んでいきましょう。
このように、子供とのコミュニケーション、子供の心理への理解を充実させていくことで「親だけ熱心」の状態から抜け出すことができるはずです。
そんな家庭を増やすためにも、このnoteを書きました。
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