
現代文の点数が上がらなくて困っている…
効率的な勉強法を知りたい…
この記事ではそういった疑問・悩みを解決します。
・大学受験の現代文は合否に大きく影響する理由
・漢字の勉強法
・評論文の勉強法
・小説の勉強法
一回コツをつかんでしまえば、どんな文章相手でも論理的にパズル感覚で解いていくことができるのが現代文です。
それではさっそく見ていきましょう。
目次
大学受験の現代文は合否に大きく影響する理由

現代文は国語の中でも特に重要で合否に大きく影響する科目です。
共通テスト(センター試験)の配点は200満点中「現代文」100点、「古文」50点、「漢文」50点で構成されています。
また一般試験であっても現代文の問題数・配点は古文の2倍ある場合が多いです。
これらのことからもわかるように現代文は国語の中で最も点差がつきやすい教科です。
現代文といっても「漢字」「評論文」「小説」の3つに分かれており、それぞれを効率的に勉強しなければなりません。
これらのことから現代文の得意不得意は合否に大きく影響するので、現代文を得意教科にして周りと差をつけましょう。
この記事では学習時間を確保しづらい科目なのにも関わらず合否への影響度が高い現代文を攻略するため、現代文(漢字・評論文・小説)それぞれの勉強法を徹底解説します。
大学受験現代文~漢字の勉強法~

漢字は共通テスト(センター試験)だけでなく一般試験でもほぼすべての学校で出題されます。
配点は少ないとはいえ、漢字で細かく点数を落とすのはもったいないです。
特別難しい漢字が出題される学校は少ないので、学校で配られるテキストをコツコツ進めましょう。
重要度は高くないので、他の教科に自信がない人は後回しにして大丈夫です。
大学受験現代文~評論文の勉強法~

共通テスト・一般試験共に評論文は必ず出題されます。
評論文と聞くと難しく聞こえますが、小説(物語文)に比べ論理的に解きやすいためコツさえつかめば一気に点数を伸ばせます。
評論文を解くコツは以下の3つ。
・接続詞をチェック
・プラスマイナスの把握
・選択肢を絞る
それぞれ深堀りして解説します。これらのコツを意識しながら勉強してみましょう。
コツ①~接続詞をチェック~

評論文は筆者の考えを正確に読解することが必要となりますが、本文全体から筆者の意見となる部分を探すのは困難です。
そのため「接続詞」に注目します。
「しかし」「なぜなら」「したがって」など、接続詞の後には筆者の意見が存在する場合が多いからです。
端から端まで読んで答えを探すのではなく、接続詞にマークをつけながら読み進めることで、効率的に答えにたどり着けます。
これからは接続詞にマークをつけていき、筆者の意見となる部分を意識しながら勉強してみましょう。
コツ②~プラスマイナスの把握~

接続詞のチェックに慣れてきたら、「プラスマイナスの把握」にチャレンジしましょう。
これは筆者の意見を読み違えないための重要なテクニックです。
皆さんは現代文を解くときに本文に線を引きながら解いていますか?
筆者の意見だと思われるところ、特に接続詞の後に線を引きながら解けていればバッチリです。
ただ今後現代文を勉強する際はただ線を引くだけでなく、線を引いた箇所が筆者の主張であれば線の横に+(プラス)と書き、筆者の意見と比較するために出した一般論であればー(マイナス)と書いてみましょう。
この作業には慣れが必要ですが、正しく+ーを書けるようになると文章のどの部分が筆者の意見=問題の正解に当たり、どの部分が一般論=間違った選択肢として使われているのかが明確になります。
プラスとマイナスの判断がつけにくい場合は意見①、意見②で分けても問題ありません。
文章中に含まれる様々な主張・意見を分解し、どこが筆者の意見なのか一目でわかるようにすることで確実に正解を選ぶことが出来ます。
接続詞・プラスマイナスで本文を分解していく練習を繰り返していけば、文章をより早く正確に捉えることができるようになるので、最初は面倒だとは思いますがコツコツ練習していきましょう。
コツ③~選択肢を絞る~

最後は選択肢を絞る練習です。
評論文の問題は選択肢形式がほとんどです。
※記述形式の問題も存在しますが、記述形式の勉強法については後ほど解説します。
選択肢は4つから6つ用意されているので、その中から答えとなる選択肢を消去法で選びます。
選択肢の絞り方ですが、今までに解説した接続詞チェックとプラスマイナス把握を使います。
ここで一度現代文の本質を考えてみましょう。
現代文の出題者は一体私たちに何を求めているのでしょうか。
答えは「本文(筆者の意見)を正確に読解できているかどうか」です。
私たちが「どれほど本文(筆者の意見)を正確に読解できているかどうか」を把握するために出題者は問題を作っています。
つまり、問題の解答はほぼすべて筆者の意見になります。
何を当たり前のことを…と思うかもしれませんが、これは現代文を解く上で非常に大切なことです。
問題の答えは筆者の意見。つまり先ほど解説した
・接続詞をチェック
・プラスマイナスの把握
これらによって+マークと線が引かれているところが答えになるわけです。
問題の答えが一目でわかる状況ならもう悩むことはありません。
あとは問題の選択肢とプラスマークの線が引かれた文を比較していき一致しないもの、もしくは言い換えになっていないものを消去法で切っていくだけです。
選択肢切りは回数を重ねるごとに精度が上がっていくのでコツコツ練習していきましょう。
大学受験現代文~小説の勉強法~

小説は一般試験で出題されることは珍しく、主に共通テストでのみ出題されます。
評論文と形式が違うとはいえ、物語の中に筆者(主人公)の意見が入っていることに変わりはないので、評論文と同様プラスマイナスの把握を行いながら勉強していきましょう。
プラスの対象を筆者ではなく主人公に、マイナスの対象を一般論ではなく主人公以外の人にすれば評論文と似た感覚で解くことができます。
現代文のおすすめ参考書はこちらの記事で解説しています⇩
まとめ

今回の内容のまとめです。
・現代文は合否に大きく影響する
・評論文を解くコツは3つ
①接続詞をチェック
②プラスマイナスを把握
③選択肢を絞る
現代文のおすすめ参考書はこちら⇩
【大学受験】国語の参考書&問題集総合ランキング9選
いかがだったでしょうか。
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